同じような気温でも…
北海道の湿度の低さに驚いたのでちょろっと。
北日本は、昨夜通過した低気圧の後面で乾燥した空気が入っています。新千歳空港の過去4日の METAR データを見てみると…
台風が接近した18日を含め、ここ4日は最高気温がほとんど同じ日が続いています。ただ、同じ気温でも18日の高湿度と今日21日の低湿度が目立ちますね。
同じ水蒸気の量であれば、相対湿度(RH)は気温が高いほど高くなります。そのため、日中は湿度が下がりやすいのですが、それを加味しても「18日の昼過ぎまで」「それ以降20日まで」そして「きょう21日」で、それぞれ違う性質の空気が入ってきていると言えそうです。
絶対湿度(一定量の空気に含まれる水蒸気の量)も推定してみました。傾向は掴めるはずです。気温(赤)と、空気1m3=1m四方の立方体=1000リットル に含まれる水の推定量(濃い青):
台風が連れてきていた暖かく湿った空気は、今日入ってきている乾いた空気の2倍以上の水分を含んでいたことが分かりました。
ざっくりなので誤差も大きいでしょうけど、イメージは掴めたでしょうか。
18日の空気のまま晴れると真夏の蒸し暑い日になるんですよね…