天気と飛行機、時々旅行

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明日の北日本は割と荒れそう

明日20日は、上空に寒気を伴った低気圧が北日本付近に接近するようです。天気図にちまっと書いてあるこいつです。大体点線のように進むようです。(気象庁 | 天気図を加工して作成)

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低気圧と、その周りにある前線の影響を受けるため、北海道〜北陸あたりは強い雨や雷、突風などに注意するのが良さそうです。特に午後気温が上がった所に入ってきた場合は雲が発達しやすく危ないです。

気象庁からも全般気象情報が出ています。

大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第1号

平成29年9月19日16時30分 気象庁予報部発表

(見出し)
北海道地方では、19日夜遅くにかけて、大雨による土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒してください。北日本を中心に、20日にかけて、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。

(本文)
[気圧配置など]
 北日本の上空約5500メートルに氷点下15度以下の寒気が入っており、大気の状態が非常に不安定となっています。20日には、上空に寒気を伴う低気圧が日本海を東進し、20日夜には北日本を通過するでしょう。このため、北日本では20日にかけて、北陸地方では20日は、大気の状態が非常に不安定となる見込みです。

[防災事項]
<大雨・雷・突風>
 北海道地方では、台風第18号による大雨で地盤の緩んでいる地域があります。また、19日夜のはじめ頃にかけて、雷を伴い激しい雨が降るところがあるでしょう。
 北海道地方では、19日夜遅くにかけて、大雨による土砂災害に厳重に警戒し、河川の増水や氾濫に警戒してください。
 また、北日本では20日にかけて、北陸地方では20日は、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要です。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。

[補足事項等]
 地元の気象台が発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。
 次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は、20日5時頃に発表する予定です。

最新のものは:気象庁 | 気象情報

 

短時間に強く降ると増水、冠水、地盤の緩みが発生しやすいし、台風18号の降水により、既に土壌が多くの水を含んでいる所もあります。常に情報を確認し、早め早めの行動を心がけた方が良いと思います。

一般的な注意点は以下の通り。

  • 天気が荒れてきたら、できるだけ外出は控える(天候が急変することも考えられます。突風が吹いた場合には、徒歩や自転車はもちろん、車でも強風にあおられたり、物が飛んでくることもあります。風雨による視程悪化、落雷、冠水道路による事故や、土砂崩れに巻き込まれる可能性もあります。)
  • 晴れていたり雨が弱くても川に近づかない。(山=川の上流で強く降ると急に増水する場合がある)
  • 土砂崩れの兆候があれば早めに避難する。(山肌から水が噴き出す、小さな石が落ちてくる、音や振動がある、など)
  • 安全に外へ避難できそうにない場合、2階以上に避難する。(土砂に飲まれても1階よりはるかに生存率が高い)
  • 外に出る際は、冠水で溝やマンホールが隠れていないか良く気をつける。冠水道路に車で入らない。風が強い時は飛来物にも注意する。
  • 風や雲の様子が異常な時は突風のおそれもあるので建物の中心近くに避難する。気象庁の竜巻注意情報が出ていないかも確認。

西でもまた前線が盛り上がってきとるな…。

20日18時追記

北日本は予想通り雷雨・強雨となっている所があります。

思いのほか前線構造がしっかりしていて、西日本まで影響を与えました。低気圧本体はまだ海上かな。閉塞しながら東進し、まだ影響を与えそうですね。
引き続き短時間強雨、雷雨、突風に注意。