天気と飛行機、時々旅行

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2017 台風18号 - 9/17 17時時点の様子と注意…

台風は鹿児島に上陸した後、九州南部を通過して豊後水道〜日向灘付近に抜け、高知県西部に再上陸しました。中心は恐らくこのへんです。(気象庁 | レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻)を加工して作成)

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四国が燃えている…。強い雨のエリアが著しく偏っているのが分かると思います。

ぱっと見ても分かりますが、九州と四国を中心に大雨となっています。雨の強さ、総雨量ともに災害を警戒するレベルかと思います。

また、西日本を中心に広いエリアで平均15m/s以上、瞬間で20m/s以上の強い風が吹いています。

注意点

荒天のエリア台風の中心近くと、その前面にあります。台風から離れていても油断しないことが重要です。 

今降っている所でもまだしばらくは強く降るほか、この後は中国地方近畿地方、東海地方にも強い雨のエリアが拡大しそうです。(温帯低気圧化しながら、あまり衰弱しないか再発達しながら東進・北上を続けそうです。)

短時間に強く降ると増水、冠水、地盤の緩みが発生しやすいほか、降り始めが早いため、最終的に総雨量が多くなるおそれもあります。常に情報を確認し、早め早めの行動を心がけた方が良いと思います。

  • 雨が弱くても川に近づかない。(山=川の上流で強く降るため急に増水する場合がある)
  • 土砂崩れの兆候があれば早めに避難する。(山肌から水が噴き出す、小さな石が落ちてくる、音や振動がある、など)
  • 外が危険なら2階以上に避難する。(土砂に飲まれても1階よりはるかに生存率が高い)
  • 避難の際は飛来物にも注意。屋内でも外に面した窓に近づかない。
  • また、冠水で溝やマンホールが隠れていないか良く気をつける。冠水道路に車で入らない。
  • 空が急に暗くなるとか、風や雲の様子が異常な時は突風のおそれもあるので建物の中心近くに避難する。
  • 海には近づかない。(急に高い波がやってくることもある)