天気と飛行機、時々旅行

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台風18号 - 宮古島では暴風に加え大雨にも注意が必要

今日のまとめを兼ねて。台風は宮古島の近くを北西方向にゆっくり進んでおり、勢力は維持、またはやや発達傾向にあるようです。

台風の影響について、できるだけ1日ごとに新しい記事をアップしているので、トップページから見てみてください。

風の様子

先島諸島を中心に、沖縄本島地方までを含め、強い風が吹いています。沖縄本島近くでも、例えば久米島ではかなり強い風が吹いています。

那覇でも瞬間風速は最大48ノット(=約25m/s)、宮古島近くの下地島では同最大92ノット(=約47m/s)まで行きました。

グラフを東から順に並べてみます。

那覇

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久米島

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宮古島

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下地島

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石垣島

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与那国島

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やはり中心に近い宮古島下地島の気圧の低さ、風の強さが際立ちます。

久米島および先島を発着する航空便は昨日の時点で全便の欠航が決まっていました。

那覇発着便は、横風が強いものの一応制限内ということで、事前に欠航が決まっていた便以外は一応飛んでいます。ただし、風に強弱がある上、着陸直前の気流も荒れており、さらに時々強い雨雲がかかってきているため、着陸をやり直す便や引き返す便もみられます。

雨の様子

宮古島周辺には、今日の午後になって強い雨雲がかかり続け、1時間に30mm以上の雨が降り続いています。その他の地域では、断続する雨の中に時折強いものがやって来るという感じです。ただ、風が強いので雨量以上に荒れた感じがあると思います。

この後

風についてはピーク中のピークは越えたように見えますが、引き続きかなり強いため、暴風警報が解除されるまでは十分な警戒が必要でしょう。

また、宮古島周辺には明日後半にかけて雨雲の塊がかかり続ける恐れがあります。今のような雨が降り続くと土砂災害の危険も高まりますので、雨雲の動向に十分注意してください。雨の様子に不安を覚えたり、山肌から水が噴き出す・石が落ちてくるなど土砂崩れの兆候がみられる場合には、風や飛来物に注意して避難してください。外が危険で避難所への避難が難しい場合は、非常用品をもって、今いる建物の2階以上、できれば3階以上に避難してください。