真冬ですね
少し間が開いてしまいましたが。
定期的に低気圧接近→冬型を繰り返すようになり、北日本では低温・強雪が頻発するようになってきました。
まだ強い収束が停滞してドカ雪が継続する危険なレベルの強雪はあまり見られていませんが、時間の問題でしょうね。
METARでも、+SN(強い雪)が報じられる事も増えてきましたし、沿岸では BLSN(吹雪)も報じられるようになりました。今日は青森の大湊からも吹雪が報じられましたね。
雪国に済んでいる方は慣れていると思いますが、雪、あるいは風雪が強まると視程も急速に悪化するので、移動の際は気をつけてくださいね。
ちょっとデータを見てみる
利尻空港
今日 +SN が報じられた所で言うと、例えば利尻で視程が乱高下する様子がよく見て取れます。運用時間が短く、データも粗いですけど…
雪が強まると卓越視程は 100m まで低下しています。
稚内空港
稚内もなかなか。こちらは -SN(弱い雪)の中に SN(中程度の強さの雪)が混ざっている感じですが、風が全体に強め。雪が強まった時には卓越視程が 400m〜600m まで低下。
函館空港
函館は、午前中は多少雪が強まりました。
午後に雪が弱まったのは、気温が上昇したこともありますが、雲底高度も上がっているので降水自体が弱まったのかな。
視程は昼前に最低 300m まで落ちています。
風に注目すると、昼前にポンと風速が上がって、午後はやや強く吹きました。風向きと合わせてみると…
朝は北寄りの風だったのが、昼前からは西に寝てきています。おそらくこの風向変化により、津軽海峡を抜けるように風が強く吹きやすくなったのでしょう。
大湊基地
青森代表。雪の傾向としては函館と似ているように思います。
ただ、函館よりもやや強めに降ったでしょうか。卓越視程は最低で 200m まで低下。
風はずっとほぼ西風で、全般にガスト(瞬間的に強まる風)を含んでいます。