2017年 台風18号 - 9/13時点で想定される影響・西日本への影響
台風の影響について、できるだけ1日ごとに新しい記事をアップしているので、トップページから見てみてください。
台風18号は、徐々にではありますが、先島から離れつつあります。
とはいえ、まだまだ先島や沖縄では雨風の強い状態が続きます。警報が解除されるまでは十分警戒しましょう。既に書いた通り、宮古島周辺では雨が長引くことも想定してください。
奄美以北への影響については、末尾に簡単に記載します。
14日の航空便への影響
先島諸島に就航しているのは日本トランスオーシャン航空(JTA)、琉球エアコミューター(RAC)、ANA、ソラシドエア、ピーチ・アビエーションです。国際線ではチャイナエアライン、香港エクスプレスも就航しています。
那覇空港には上記の他にJAL本体、スターフライヤー、スカイマーク、バニラエア、ジェットスターが就航しています。国際線ではピーチ・アビエーション、バニラエア、エバー航空、チャイナエアライン、タイガーエア台湾、マンダリン航空、キャセイドラゴン航空、香港航空、中国国際航空、中国東方航空、吉祥航空、北京首都航空、大韓航空、アシアナ航空、ジンエアー、チェジュ航空、ティーウェイ航空、イースター航空が就航しています。
久米島には日本トランスオーシャン航空(JTA)、琉球エアコミューター(RAC)が就航しています。
奄美諸島には、JAL、日本トランスオーシャン航空(JTA)、琉球エアコミューター(RAC)、バニラエアが就航しています。
14日に先島を発着する便のうち、一部は既に欠航が決まっています。主に台風の影響で出発地に飛行機がないためのようです。
欠航が決まっていない便についても、常に最新の運行情報を確認し、リスクが高いと判断したら早め早めに振り替え便手配、ホテルの確保などを行うのが吉です。座席数や部屋数は限られているので、判断が遅いほど競争も激しくなります。
台風通過後は振替対応のため臨時便が運航されることもあるので、満席で思うように振り替えできなかった場合もあきらめずに情報を確認してみてください。
以下は特記がない限り13日21時時点の情報です。より新しい情報を公開している場合があるので、トップページから見てみてください。
JAL・JTA・RAC
14日の奄美諸島〜沖縄〜先島諸島発着便は欠航、遅延、条件付運航(引き返しまたは他空港へ向かうなど)となる可能性がある旨案内しています。
運行に影響が見込まれると認められた便については、手数料なしで予約変更と払い戻しが可能。14日の先島および久米島発着便は全便対象。那覇と奄美諸島の便はまだ対象になっていません。時間と共に増える可能性があるので要確認。
また、一部路線で臨時便を運航する予定です。ぱっと見た範囲では以下の便。
- JTA1557 那覇 11:05発 - 宮古 11:55着
- JTA1024 宮古 12:35発 - 羽田 15:15着
- JTA1611 那覇 12:35発 - 石垣 13:35着
- JTA1086 石垣 14:15発 - 関西 16:30着
ANA
14日に石垣を出発する始発便の欠航が決まっています(今夜石垣空港に機材を留め置かないため)。その他の石垣・宮古・那覇発着便についても欠航、遅延、条件付き運行(引き返しまたは他空港へ向かうなど)の可能性ある旨案内しています。
運行に影響が見込まれると認められた便については、手数料なしで予約変更と払い戻しが可能。14日いっぱいの宮古・石垣・那覇便が対象になっています。
また、以下の路線で臨時便を運航する予定です。
国内線運航状況のご案内サービス│航空券│ANA SKY WEB
台風18号による運航への影響について│ANA SKY WEB
ソラシドエア
14日については特別な情報無し。
運行に影響が見込まれると認められた便については、手数料なしで予約変更と払い戻しが可能。今のところ対象便はなし。
ピーチ・アビエーション
14日にかけて石垣・那覇・台湾を発着する便に運航への影響が懸念される旨案内しています。
欠航が決定した便については、手数料なしでピーチ便への振り替えおよび払い戻しが可能。欠航が決定する前の手続きや、他航空会社への振り替えは不可。今のところ対象便はなし。
スターフライヤー
14日についても欠航、遅延、条件付き運行(引き返しまたは他空港へ向かうなど)の可能性がある旨案内しています。14日の那覇便は手数料なしで同一区間のスターフライヤー便への振り替えおよび払い戻しが可能。
スカイマーク
14日も対象にしている文言か分からないですが、那覇空港では運航便への影響が見込まれる旨案内しています。
今後悪天候の影響により運航便が遅延・欠航した場合は、手数料なしで同一区間のスカイマーク便への振り替えおよび払い戻しが可能。
バニラエア
14日運行便については、台北-那覇の JW180 と、那覇-成田の JW800 の欠航が決定。
欠航が決定した便については、手数料なしでバニラ便への振り替えおよび払い戻しが可能。欠航が決定する前の手続きや、他航空会社への振り替えは不可。
ジェットスター・ジャパン
14日は那覇-成田の始発便 GK312 の欠航が決定。
欠航が決定した便については、手数料なしで同一区間のジェットスター便への振り替えおよび、状況によっては払い戻しが可能。欠航が決定する前の手続きや、他航空会社への振り替えは不可。
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チャイナエアライン
14日の台北-関空便(CI152・CI153)は往復で欠航が決定。また、その他台湾発着便の一部で欠航が決定。
Flights Cancelled - Flight Information - China Airlines
エバー航空
14日の成田・羽田・関空・函館便は一部で欠航が決定。また、その他台湾発着便の一部で欠航が決定。
台風18号による運航への影響について - エバー航空 | 日本
タイガーエア台湾
14日については特別な案内無し。
マンダリン航空
14日の那覇便は今のところ運行予定。ただし、台湾発着の一部国際線、多数の台湾国内線について欠航が決定。
キャセイパシフィック航空・キャセイドラゴン航空
14日朝にかけて台湾を発着する便に影響が出る可能性に言及。14日は香港-台北間の一部の便の欠航が決定。日本発着便については今のところ運行予定。
日本各地〜台北も運行しており、影響が出る可能性はあるので引き続き注意。
香港エクスプレス
14日は通常運行予定。13日の便は遅延扱いで、14日に運行。スケジュールは以下リンク参照。
Important Travel Notice | HK Express
香港航空
14日の香港-那覇便はいずれも大幅に遅延して運行することが決定。
香港航空| 公式サイト| 航空券予約| 日本- Hong Kong Airlines
その他
その他の国際線運航会社については、各社のWebサイトでご確認ください。
奄美・西日本への影響
コースに関しては、日本海側を通るコース〜太平洋側を通るコースまで、予想に幅がありそうです。速度にもかなり幅がありそう。(出典:気象庁 | 台風情報)
一応、本線としては16日午後以降に影響を与えてくる感じですか。奄美については付かず離れずで、小回りした場合には16日までずっと影響を受けることになりそうです。
通るコースにより海水温も違うので、発達・衰弱の傾向も変わってきそうです。基本的には小回りするほど海水温が高く、衰弱傾向は弱いかな?
既に大陸側からの乾燥空気を巻き込み始めているようで、西日本に接近する頃にはかなり構造が崩れて温帯低気圧化が進んでいそうです。(温帯低気圧化=衰弱ではないので要注意!)
これにより雨の分布が非対称になるので、早くから降り出したり、遅くまで長引いたりして大雨になることもありますので、雨雲の位置や動向も注視しましょう。風も著しく不均一になるので、油断している所に急に強まってくるような事もあるため、警戒を怠らないようにしましょう。
また、発達した雨雲の近くでは雷や雹(温低化後)、竜巻やダウンバーストなどの激しい突風にも注意が必要です。